クラウドビー Cloud b
赤ちゃんがなかなか眠ってくれず、夜に何度も起こされることがあります。赤ちゃんは4.5〜6か月くらいまでは、自分から眠りにつくための体内時計がまだ働いていません。そのため、睡眠のリズムを少しずつ練習し、眠りにつく習慣をつけることが大切です。ここでは、クラウドビーがアメリカの小児科医や睡眠専門セラピストたちと共同で開発した可愛らしい「おねんねトレーニング」おもちゃをご紹介します。
寝かしつけトラブル
4人に1人の子供が何らかの睡眠の問題を抱えていることをご存知ですか?多くの子供が睡眠不足であるということは、大人もそれ以上に十分な休息が取れず、疲れていることになります。子供たちは、大人から生活習慣を学ぶため、睡眠についても大人が習慣づけてあげることが大切です。
私の名前はキム・ウエスト。アメリカで「スリープレディー」として知られ、二人の子供の母でもあり、約19年間、子供たちの睡眠セラピストとして活動しています。お子様によって抱えている悩みはそれぞれ異なりますが、特に共通して見られる5つの問題をご紹介いたします。多くのご家族も皆さんと同じように悩みを抱えています。一人で考えすぎず、一緒に解決していきましょう。
- 大人が子供と一緒に早く起きることができればストレスはあまり感じませんが、子供が自分の起床時間より早く起きれば、大人は無理に時間をあわせ起きなければならないため疲労とストレスの原因になります。子供が早く起きてしまういくつかの共通の原因が考えられますので、この原因を突き止めることによって、解決することができます。
-
-
原因1. 遅い時間に寝ている
- あまり筋が通っていないように聞こえるかもしれませんが、遅い時間に寝ていることが子供の早起きの原因となります。睡眠時間が多く必要な7歳以下の子供は布団に入ることが遅くなればなるほど、早く起きてしまう傾向があるのです。9歳までの子供は最低でも10-11時間の睡眠を取ることが必要です。起床時間から逆算して、就寝時間を決めましょう。11時間の睡眠が必要な5歳児が、7時に起きるとしたら、8時には寝かせるようにすることが必要になります。
-
原因2 起きている時間が長すぎる
- 午後のお昼寝から夜の就寝時間までの間が長すぎると、子供は疲れてしまい、その疲労からよく眠れなくなることがあります。お昼寝時間と夜の就寝時間の間を4時間ぐらいにすることが理想的です。
-
原因3 お昼寝が足りない
- お昼寝時間が短かったり、お昼寝をしなかったりすると、夜の睡眠が十分に取れないことがあります。反対のように聞こえますが、お昼寝からの睡眠時間をなくすことで、夜にたくさん眠ることはありません。平均的にお昼寝をしなくなるのは3歳半から4歳です。その年ごろまでは、お昼寝の時間をたくさんとってあげてください。
-
原因4 すでに眠い状態でお布団に入っている
- 子供が眠くなるまであやしたり、抱っこしたり、横で添い寝をしたりすると、大人が色々なことをしすぎているため、子供が自分から眠ろうとする力を妨げていることがあります。子供が朝5時にひとりで目を覚ましてしまった時に、もう一度眠ろうとしても一人で眠ることができなくなってしまいます。子供が眠くなる前にお布団に入る準備をし、今から眠るということを練習したほうが一人で眠ることができるようになります。
-
原因5 睡眠時無呼吸症候群
- 扁桃腺や咽頭扁桃の肥大により睡眠時無呼吸症候群になっていると、睡眠障害がおこることがあります。睡眠時無呼吸症候群の兆候としては、睡眠時にずっと動き続けることや、いびき、大きな呼吸、睡眠時に汗をかいていることなどがあげられます。 お子さんが睡眠時無呼吸症候群かどうか心配な場合は、 すぐに小児科医にかかることが大切です。
-
#1 子供が早く起きてしまう
-
#2 お昼寝をしない。お昼寝をしても、すぐに起きてしまう。
- お昼寝が上手にできないと子供はストレスを感じます。そのため、お昼寝の時間が頻繁に変わり、大人も寝かしつけにストレスを感じてしまいます。ここでは、お昼寝を成功させるコツをご紹介します。
-
-
・眠いサインを見逃さないようにしましょう
- 目をこすったり、あくびをしたり、おもちゃに興味を示さなくなったりしたら、 眠いサインです。幼児や未就学児のように一日に1回しか昼寝をしない場合は、 ランチの後や、朝起きてから6時間たったころに眠くなります。子供の眠りやすくなる時を見計らって、お昼寝の準備をしましょう。
-
・眠る前に習慣づくりをしましょう
- 例えば「おむつを替え、本を読み、スキンシップをし、起きている状態でお布団に入る。」というように、眠りにつく前の習慣を継続して続けていくことによって脳や体が眠る習慣を覚えていきます。
-
・睡眠に適したお部屋の環境づくりをする
- お部屋を暗くしたり、快適な温度にしたり、心地よい音をかけたりして、外の騒音を防いであげることも大切です。
-
・自宅でお昼寝をする
- 忙しい毎日ですが、スケジュールを調整して、自宅という安心した環境でお昼寝させてあげることもコツのひとつです。
-
・「起きる」という行為を学ぶ
- 赤ちゃんが眠ることを嫌がり続ける場合は、1分間だけお部屋に一人にして印象的に「起こす」ように現れてみてください。そうすることで、ぐずっているから「起こされる」のではなく、時間が来たから「起きる」のだと思います。次のお昼寝のときは、眠くなるサインを見逃さず寝かしつけをし、時間が来たら、同じように起こしてみてください。いつも同じように「起きる」習慣をつけることもコツのひとつです。
-
-
#3 就寝時間が遅い
- 子供は、大人より多くの睡眠が必要です。ということは、いつも早く眠ることが必要ということです。成長している子供の心と体が必要としている睡眠時間をきちんと与えてあげましょう。遅い時間に寝ると、眠ることが難しくなり、早起きし、夜中に起き、浅い眠りになってしまいます。ここでは、早く寝るためのコツをご紹介いたします。
-
-
・いつも同じ時間に寝る
- 毎日同じ時間に寝ることによって、体に習慣がつき、安心して眠ることができます。
-
・早い時間に寝る
- 乳幼児は夜7時までに寝るのが理想的です。 早いように感じるかもしれませんが、本当です!
-
・1に習慣、2にも習慣。
- スケジュールを決め、いつもその時間に眠ることが重要です。 同じ時間に同じことをしてから寝るようにします。 3歳まではほとんどスケジュールを変える必要がありません。 お風呂、歯磨き、お着替え、読み聞かせをし、そして寝る。というように眠りにつく習慣作りをします。
-
-
#4 一貫性の欠如
- おねんねトレーニングのコツは、一貫性です。おねんねトレーニングに一貫性がなく、いつもバラバラの習慣や、時間、雰囲気で行うと、 子供にとってはストレスとなり、困惑し、あまり眠ることができなくなります。 おねんねトレーニングを成功させるためには、今まで自分のためにはしたことのないくらいの一貫性をもって取り組むことが、なによりも重要です。 周りにいる大人が協力して、お子様のおねんねトレーニングについて話し合い、どのようにおねんねトレーニングをするかを決め、みんなが同じように一貫性のあるおねんねトレーニングをすることが成功のコツです。
- ベビーベッドのマットレスは、赤ちゃんの安全のためにすこし固めのマットを選びましょう。大人用のマットレスや布団は、子供の体が沈み柔らかすぎることがあります。 安全のため、寝がえりのときに絡まりやすいシーツ、子供の顔にかぶさってしまう枕やクッションなどが周りにないことを確認してください。
- 重い毛布や、フワフワしている掛け布団も顔や体にかかると、寝ている子供が自分の力で取り除くことができず危険ですので軽いものを選ぶか、取り除いてください。
- ベッドで寝る場合、ベッドと壁の間やマットレスとマットレスの間に赤ちゃんが挟まってしまう隙間が無いように確認してください。隙間がある場合は、壁や家具とマットレスをぴったりと動かないようにくっつけ、危険が無いようにします。
- たくさんの布団がなくても眠れるように大人はたくさんの衣類を身に付けましょう。 夜中に寒いと、つい毛布などを掛けてしまい、赤ちゃんにも毛布を掛けてしまってはとても危険です。
- 赤ちゃんはお母さんの横が一番よく心地よく眠れます。お母さんの眠りは浅いことが多いですが、できるだけ赤ちゃんに注意を払い、必要であれば、夜中でも授乳してあげましょう。
- 一緒の部屋で寝る場合は、ベビーベッドを大人のベッドや布団の横に置いて、おねんねトレーニングに取り組んでいきましょう。少しずつ一人で眠れるようにしていきます。 お子さんのおねんねトレーニングプランを作り、お子さんも大人もゆっくりと眠れるようにおねんねトレーニングをしてみてください。 色々な本や、おねんねトレーニングを助けるおもちゃなどもありますので、活用してみましょう。
-
#5 添い寝の習慣を続けてしまう - 子供のおねんねトレーニングをしようと決め、計画し、一貫性を持って取り組もうとしていても、添い寝することで子供がよく眠るので、つい一緒に寝てしまうことがあります。「今日こそはおねんねトレーニングをはじめよう!」と思っても起こりがちなことです。お子さんと一緒に寝る場合は、次のことに注意をしてください。